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教育者対談

教育者対談 2021.2.25|維新塾塾長 儀賀久人 × 教育家 小川大介先生

Index

  1. 2人が出会うきっかけ
  2. 「維新塾」の教育方針について
  3. 維新塾が20年間大切にしてきたこと
  4. 令和時代の子育て支援について

2人が出会うきっかけ

維新塾塾長 儀賀久人

儀賀塾長

私の家の次男は「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」と診断され、家族の前では会話するのですが、家以外では小学校6年間、学校では一言も会話できない状態でした。さらに、昨年の春より、コロナ禍で、3カ月も小学校が休校していたことも重なり、不登校にもなりました。親として、夫婦2人で悩んでいたときに、知り合いに紹介された1冊の本がありました。それが小川先生の「見守る子育て」でした。

共通の知人を通じて、私の方からコンタクトをとらせていただきました。ぜひ小川先生の「見守る子育てメソッド」をもっと多くの方に知ってもらいたいと思い、維新塾の教育理念と共に、この地域の方々に広めていくために、今回のコラボレーションを組みました。

小川先生、よろしくお願いします。

教育家 小川大介先生

小川先生

関心を持ってくださって嬉しかったですよ。どんな塾なのかな?とホームページを見て、知人にお話を聞いてみた印象では「熱い塾だな」と(笑)

いい意味での人間臭さを感じましたね。

「維新塾」の教育方針について

儀賀塾長

私が25年間、教育現場で子どもたちに伝えてきたことは、「自分に合った生き方」を自分で見つけ、「自立して生き生きと生きる子」になってほしいと考えて、いつも私なりの声掛けをしてきました。

教育家 小川大介先生

小川先生

「自分に合った生き方」というのは、言葉として魅力的ですが、実は結構難しいですよね。変えていこうと努力している学校もありますが、まだまだ多くの学校は、大人から見て安全で、良さそうに思える道を、言われたとおりに進ませようとする圧力が強いですよね。

親御さんたちも、学校の先生たちが応援してくれないと、どうしても安全で分かりやすい道を子どもに求めるから、結果的にかなりの数の子どもたちが自分の道は選ばせてもらえていないじゃないですか。

それも25年前なんて、なおさらそうですよね。そうした狭苦しい感じすらする教育の状況において、維新塾はどのように子どもたちと向き合ってきたのですか?

維新塾塾長 儀賀久人

儀賀塾長

維新塾を立ち上げた当初に、私なりに出した一つの結論は「1日1日、生き生きと生きていけるのか」、「その子にとって何が一番大事なのか」。生き生きと感じるというのは、人に「何かしなさい」とか、「やれ」といわれるのではなくて、自分からしたい事を考えて主体的に、自発的に行動しないと、感じることができないのではないか。

色んな学力の子や性格の子がいる中で、それぞれいいところがあるので、認めてあげたい。そこは良いところなんだよと、伝えていきたい。当時は、理論とか考えてはいなかったが、気持ちだけは「今のままでいいんだから、自信もって生きろよ」と、そういうような想いで当時はぶつかっていました。その頃は私自身も若くて、色々と勢いがあり、今だったら信じられないかもしれませんが、竹刀をもって教室にいっていました(笑)

維新塾が20年間大切にしてきたこと

維新塾塾長 儀賀久人

儀賀塾長

このコロナ禍で、子育てと仕事を両立させている保護者の方々と話す機会の中で、子育てで悩んでいらっしゃる方々がさらに増えたのではないかと思います。

自分も維新塾では冷静に話せることも、家庭内では、感情的になってしまうこともありました。自分の子育ての失敗談や体験談もありのまま伝えていきたいと思いました。

同じように育てたつもりでも、兄弟で全然違いますし、その子の強みは何かをよく見てあげることは本当に大事だなと身をもって理解しました。

小川先生

地域性や、おかれている状況によって具体的なやり方や選択肢は変わってきますが、子どもたちと真剣に向き合って、親御さんたちの心を正面から受け止めていれば、やはり本質的なところは一致してくるんですよね。

僕がお伝えしている「見守る子育て」は、心理学や脳科学などをベースにしていますが、単なる理屈ではなく、6000組以上の親子と個別面談してきた実践の上に成り立っているんです。

維新塾さんもまた、一人ひとりのお子さんと親御さんとの実践を重ねてこられたんだということがよくわかります。嬉しいですね。

儀賀塾長

自分たちが子どものころとは違い、今は子どもの個性を大切にする時代になりました。以前、自分の子どもの学校のPTA会長をしたときに、当時の自分の時代にたくさんの「愛情ビンタ」をしていた元気な先生が、教頭先生となられて、息子の学校で再会したのですが、「儀賀くん、これからは子どもは褒めて伸ばす時代だよ!」とおっしゃっていました。「よく、言えるよなー」と心の中で笑ってしまいました。

教育家 小川大介先生

小川先生

ビンタされた方はたまったもんじゃありませんが(笑)、その先生はちゃんと時代の変化、子どもたちの育ち方の変化を理解されているのですね。子どもたちとがっぷり組んでやってきたんでしょう。肌感覚で変化に気づけてきたんじゃないかな。

その先生は大丈夫かもしれませんが、個性を大切にする時代に子どもたちとどう関わればいいのかを迷う先生は増えているようですね。親御さんもそうかもしれません。

いま儀賀さんはとても大切なことをおっしゃっていると思います。つまり、子どもたちの成長に関わるということは、リアルな取り組みだということ。

塾が、生徒たちに関わるのは、単にカリキュラムに従って科目を教えて、知識を覚えさせて、テストで点数を取らせることだけではないですよね。子どもたち一人ひとりには感情があって、事情があって、同じことを同じように渡していったってうまくいくものではありません。日々の生活の中で子どもたちは成長していくわけだから、それぞれの日々を理解していくことが大切になります。

子どもは子どもだけで育つものでもないですよね。それぞれの親御さんの考え方もあるし、感情の浮き沈みもある。そうした親御さんの支え手として、話の聞き手として、理解者として維新塾の先生一人ひとりが向き合っていくことが必要です。

こうしたことは、子どもたちの成長に関わる仕事として当たり前のことなんですが、合格者数やテストの点数だけに目が行ってしまう塾だと、忘れられやすいというのも教育業界の現実ですね。

その点、維新塾さんは、積極的に生徒さんと親御さんたちに関わっていこうとされているのですね。

やっぱり「熱い」ですね(笑)

令和時代の子育て支援について

儀賀塾長

生徒対応、保護者対応をさらに進化させるべく、小川先生の持つ知識とスキルを沢山吸収させていただいています。もちろん、私以外の維新塾の講師も小川先生の「見守る子育て」の研修をうけて日々成長している段階です。今後の面談や生徒対応に活かしてほしいなと考えております。

教育家 小川大介先生

小川先生

とても価値のある取り組みだと思います。「見守る子育て」は子どもを信頼するための知識と技術の体系です。なにか決まったやり方を子どもたちに当てはめようとしたり、親御さんに義務のようなものを課したりすることはありません。もちろん、これこれしなければこんな悪いことが起きますよ、といった脅すようなものでは全くありません。

子どもたち一人ひとりの持ち味、才能を適切に見つけ出し、そのタイプに合った関わり方を選ぶことで、そのお子さんの才能、可能性を大きく引き出していくメソッドです。

我が子への理解が深まるから、イライラも減りますし、手出し口出しをしすぎるということが起きにくくなります。逆に、助けてあげなければいけない時に、「もう中学生なんだから自分でやりなさい」といった感じで、一般論に縛られて必要な手助けをせず、大きな傷を残してしまうといったことも防げます。

実際すでに学んでくださっているご家庭からは、親子の笑顔が増えたという声がとても多いですし、子どもが意欲的になったとか、学校を休みがちだった子が毎日通えるようになった、成績が上がってきたなど、嬉しいご報告をたくさんいただいています。

維新塾さんを核として、「見守る子育て」が地域の保護者の方々に広がっていってほしいですね。名古屋全域に届いていけばいいなと願っています。

維新塾塾長 儀賀久人

儀賀塾長

今後は、「この令和時代に合った教育とはどうあるべきか?」を追求し、「子どもたちの成長のため、親御さんの子育ての相談相手」として、の役割も担っていけるオンリーワンの学習塾を目指します。

私も本出そうかな(笑)

小川先生

僕が出来るお手伝いは喜んでさせていただきますよ(笑)

教育者対談 2021.2.25|維新塾塾長 儀賀久人先生 × 教育家 小川大介先生

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